まこと

 

インプレッション  

リュウを倒して名をあげることで道場の再興を目論む、熱血空手ムスメ、マコピー。

燃え系。でもオパーイはでかい。

即死マニアな危険系。

 

言い訳度数 4〜9

リュウ使いにとってはかなり嫌 なキャラなんではないだろうか。個人的には、春麗並みに。

疾風後の二択の状況が、どうみてもリスク、リターンで負けてると思う。

ダメージも怖いが、スタンも怖い 相手。

一回疾風を食らう、唐草でつかまれる、だけで、即死すらありうる。

反面、ふわっとしたジャンプ軌道をとるため、土佐波さえ食らわなければ、波動系の技は有効。

 

初心者向け、vsまことのポイント

 

@近寄られないように細心の注意を。

とくに素早いダッシュと、奇襲として判定の強い疾風。

ダッシュは、牽制の立ち中Kや屈中P、屈弱P(ダメージは少ないが一番隙が少ない)で止めていく。

また、バックジャンプなどで距離を離すことも忘れずに。

疾風はガードに徹するか、ジャンプでかわすことになるが、

ノーマル版は隙が大きいし(タメ版除く)、EX版は距離が離れるので問題ない。

土佐波が使えない状況なら、弱、強波動の使い分けも有効。

 

ASA2、土佐波に注意。

土佐波を食らう状況は限られている。

とくに、気をつけたいのは、こちらがまことを隅に追い詰めている状況。

画面中央より前に追い詰めているときに唐草で掴まれてしまうと、

体力の半分+スタンゲージの8割がたを持っていかれる連続技をくらってしまう。

唐草の間合いではブロッキングされないように、また、無理に追い込みすぎないようにする。

画面中央下がって防戦する形であれば、唐草→連続技に”もちこみにくい。”

つまり、むやみに攻めるべき相手ではない。

 

vs上級者のまこと

(”もちこみにくい”、というのは、こちらが引いて戦っていても、突っ込んできたまことに背後をとられてしまえば、

唐草→土佐波連携に持ち込まれてしまうからである。

具体的には空対空でこちらが吹き飛ばされ、先に着地したまことがダッシュでこちらの背後を取り、着地に唐草を重ねている、などの状況がある。

しかし、それでも、クサいパターンがあるので、それを警戒すれば、唐草でつかまれる危険はグッと減る。)

 

 

解説

まことは基本的に密着に近い間合い からN択で一気に連続技、連携で畳み掛ける ことを得意とする。

そして、接近するための手段が豊富なキャラである。

だから、リュウ側の思考としては、できる限りまことの接近を止める 戦い方になる。

 

遠距離戦

基本的にはすることが無いが、まことのSAが2(暴れ土佐波砕き)でゲージがストック状態にあるなら、波動拳は撃たないこと。

硬直をSA2でモロに狙われる上、Vではシリーズ通して、意味の無い行為だ。

相手の接近を待って、しゃがみ中P連打でゲージを溜める方がマシである。

 

中距離戦

しゃがみ中Kや、遠立ち中Kの間合いが、リュウ側の最終防衛ライン。

まこと側は全キャラ中最速のダッシュや、奇襲性の高い疾風 で間合いを詰めるのが狙い。

これに対して、リュウは牽制技で潰しにかかりたいところ。

 

しかし、リュウのしゃがみ強K はガードされるとことごとく疾風で反撃 を食らう。

また、まことは身長が低いため、立ち強K立ち中P による牽制もダッシュでくぐられてしまう。

これらの技はできる限り控えておきたい。

 

ダッシュを止めるのに有効な手段立ち中K、屈中P、屈弱P連打 だ。

前の二つはゲージを溜める意味があるが、隙をダッシュで狙われる危険もある(運に近いと思うが)

後者はダッシュで隙を潜られる心配が全く無い。

ただし、これらの牽制は疾風には負ける から、過信は禁物だ。

 

また、強波動 や灼熱 も中距離であれば有効。

しかし、まことがSA2の場合はカウンターで狙われる恐れがある。

まことがSA2土佐波を使える状況では連発はできない。(使うなと言っているのではない。単調にならないように!)

 

疾風を止める手段は波動拳以外にはBLぐらいしかない(それにしてもかなり難しいだろう。)

ガードするか、ジャンプでかわす しかない。

そこで、まことが疾風を出してくることをある程度予測して垂直ジャンプ を混ぜよう。

疾風を交わした後は有利な読み合いができるだろう。

 

 

まこと側はダッシュや疾風のみを使ってくるわけではない。

牽制技を振り回しつつ、接近の機会をうかがっている。

これら、ダッシュや疾風の布石となる牽制技に対して、むやみに手を出すのではなく、まずダッシュや疾風を止めることを前提に、

『待ち』気味に戦う のがベスト。

接近されたらえげつないN択 が待っているのだから、気に病む必要は一切無い!

 

まことの代表的な牽制技は、屈中Kである。

非常に判定が強く、隙も少ない。しかも、ヒット確認でSA1、正中線につながるという高性能。

これに対しては遠目の間合いから屈中Pの牽制が有効で、一方的に潰せる。

 

あと、まことのしゃがみ強P には注意。以外とリーチが長く、転ばせる技なので、なるべく食らわないように。

 

 

近距離、接近戦

まことの間合い。この間合いに持ちこまれている、ということは、疾風を食らうorガードしたり、唐草からの連続技を食らった状態である、と言うことだ。

この間合いから、いかに距離をとるか。言い換えれば、どうやって唐草の間合いから逃れるのか。

結論。

唐草をかわしたければ、逃げジャンプか昇竜拳。

しかし、逃げジャンプは疾風につぶされ、さらに空中コンボ。

昇竜拳はガードされたら地獄。

一方、打撃技を回避したければ、ガード、BLを仕込む、EX昇竜拳orSA2。

ガード、BLは、唐草のエジキになりかねない。

結局、いずれかの選択肢を使うしかないが、

バクチEX昇竜は投げも打撃も潰すことができる

ので、相手が強気の攻めだと感じたら、迷わず使っていこう。

 

ただ、ほとんどのまこと使いは、唐草を狙いたがるだろう。(と、思う。)

逃げジャンプを多めにとって、EX昇竜拳を混ぜていくのがベストだと思う。単調にならないように。

 

要は、まことに(とても)有利なN択、ということになる。

結局まことが読み勝てば大ダメージ、リュウ側は、SA2以外の選択肢では、対したダメージは見こめない。

したがって、前に述べた中間距離の戦いが重要になる。

 

 

移動唐草に注意

上級者のまことであれば、大体がマスターしていると思われる、立ち弱Kを空キャンセルして出す唐草。

弱Kのぶんだけ移動するため、結果として、非常に投げ間合いが広い。(巷ではヒューゴーのギガス並みとも言われる)

ただし、モーションも遅いため、連携としては使いにくい印象を受ける。(奇襲として使ってくる。)

相手が上級者のときは、通常の唐草よりも遠目の間合いからでも、ジャンプでの回避を多めにしよう。

 

 

 

 

対空

まことは地上対空技に乏しい。

しかし、いざとなれば、高速のダッシュでリュウのジャンプ攻撃をくぐることができる。

画面隅を背負って防戦気味→前ジャンプ攻撃で押し返しを狙う、という状況で、先読みのダッシュ→唐草→土佐波コンボには気をつけよう。

また、対空BLから唐草で掴まれるのは怖い。そして、空対空ではジャンプ中K、強Kが強い。

というわけで、まことにジャンプ攻撃を仕掛けるにはリスクがある。跳びこみはなるべく避けたい。

 

一方、まことのジャンプ攻撃は、発生の速いジャンプ中K と、発生の非常に遅い剣 の二択が怖い。

つまり、リュウ側はBLを仕込みにくいので、まことに対して対空BLはやめよう。

また、リュウは地上対空は乏しい。しかし、ガードガードに徹すると、接近戦に持ちこまれてしまう。

そこで、たまには昇竜拳などを対空に混ぜても良いと思う。

 

 

起き攻め

まこと側の起き攻めはやはり、唐草狙いがメインになると思う。

となると、起きあがるリュウの側はBLという選択肢を減らした方が良い。

ガードかジャンプに絞り、たまに狙うという程度でいい。

また、まこと側は小技をガードさせてからの唐草も狙ってくるので、気をつけること。

 

リュウが起き攻めを行うときは、まことにはSA1、3以外に無敵技がないので、起き攻めを敢行しやすい。

ただし、BLからの唐草を食らえば、状況は逆転してしまう。

 

 

SAごとの注意点

SA1  疾風からの確定連続技、および屈中Kヒット確認に使用。これらの始動技に注意。

     一応、無敵時間のある技なので、起き攻めをするときは注意しておこう。

 

SA2  怖いのは高いスタン値。バクチ気味に使うか、唐草からの連続技に使われるが。

     唐草からの連続技には条件がある。

     まことが画面中央よりも負い込められているときのみ可能な連続技だ。

     したがって、まことがSA2を選択しているときは、まことが引いても深追いをしないこと。

     さらに上級者になると、こちらの背面をとって唐草を狙って来るのがうまくなる。

     空対空で吹き飛ばされたときは、着地したときの背後に注意!!

     先読みでジャンプしておくのがベスト。

 

     また、バクチ気味に使うときは、たいていこちらの投げを誘って、投げスカリポーズにヒットさせてくる。

     やばいと思ったらジャンプするか、しゃがみGDで凌ごう。

     最後に、波動拳はこちらが出したのを見てからSA2をヒットさせることができるので、遠距離からは使

     用をひかえよう。

 

SA3  まこと使いのロマンSAとも言える技だが、使い方次第ではかなり実戦的で怖い連続技を狙える。

     発動時に長い無敵時間があり、暗転中の硬直時間にこちらの行動を確認してからのBLが可能。

     たとえば、暗転中にこちらのしゃがみ中Kモーションを確認して↓BLを入力するなどが可能だ。

     後出しオッケーな技なので、これに対する対策はほぼない。(と思う。)

     もっとも、攻撃力1,75倍の代償として、ガード不可になるから、打撃技を叩き込んでやりたいところ。

     が、まこと使いの心理としては、BLを狙いたがるであろう。

     こういうときこそ、通常投げのチャンス だとおもう。

     また、灼熱は極めて有効。