ケン

 

インプレッション

リュウと同門にして、数々の拳を交えてきた猛者。

イライザと結婚、メルという息子が生まれても、燃える男に代わりは無い。

サードのエンディングこそ、強くてかっこいいケンだ。

しかし、シリーズ通して、リュウとの性能差はいったい・・・。

初代の神竜拳ストック2なんぞ狂ってたし、

セカンドの0フレ疾風迅雷も暴虐の限りを尽くした。

サードも、いろいろうらやましい性能差が・・・。(泣)

 

言い訳度数  6〜8

本来、グラフィックの使いまわしまくりなコンパチキャラではあるが、

リュウに無くてケンにある性能差を列挙すると。

 

A、SA3疾風迅雷脚  

このおかげで、リュウ側は、しゃがみ強Kと、しゃがみ中K波動拳が撃てなくなる。ケン側は出し放題。

 

B、踵落しSA

ケンは中段攻撃からSAがヒット確認連続技になる。

一方、リュウの→中PからSAは連続ヒットしない。ヒット確認が可能であること。これ重要。

 

C、J中Kの性能差

ケンのジャンプ中Kはめくりやすく、その後の中P強P弱昇竜で、ゲージを使わずに相手の体力の3分の1強を奪うことができる。

対して、リュウのジャンプ中Kはめくりにくく、連続技にもつながりにくい。

 

D、ジャンプEX竜巻

ケンのジャンプEX竜巻は判定が強く、打ち負けにくい。ヒットさせれば、追い討ちに弱昇竜を当てることも可能。

空振りしても問題は無く、しかも、完全にBLされても、相手より先に、相手の背後に着地できる。

リュウのジャンプEX竜巻もそれなりに使えるが、空振りしたら地獄をみる。

 

ほかにも遠中Pヒット確認SA3とか、弱昇竜から弱昇竜が連続技になる、とか・・・。

なんじゃそりゃあ。 ケン使いが多いわけだな(半分ひがみ)。

ケンになくてリュウにあるものは、立ち中K、EX波動拳ぐらいだとおもう。

地上竜巻は甲乙つけがたいものがあるが。

 

というわけで。基本的に解説はSA3を前提に行います。SA3への対処がかなり重要になってくるので。

 

解説

 

遠距離戦

まず警戒したいこと。うかつなジャンプによる接近は危険。ケンのEX竜巻のエジキ。

地上から接近したい。しゃがみ中P連打でゲージを溜めるのも良いが、相手も同じ事をやってくるだろう。

なるべく接近して、相手のゲージを溜めさせない戦いを展開したい。 

 

中距離戦

先にも述べたが、ケンのゲージが溜まっていれば、しゃがみ強K、しゃがみ中K波動拳はガードされると反撃確定。

しかし、ケン側は出し放題。

加えて、ケンにはリーチの長い立ち強K および、しゃがみ中Kヒット確認SA3 が怖い。

また、牽制の立ち中Kは出が速く、こちらの牽制技の出かかりをつぶすのが狙いのほか、空振りのあと、BLを仕込んだりするのにも都合が良い。

 

しかし、リュウ側ならではの武器もある。

遠立ち中Kは出が速く、リーチも長い。

差し合いになったときに適度に混ぜていけば、ケンのしゃがみ中Kなどをつぶせる。

また、EX波動拳ガードされても隙が無く、中距離戦では滅法強い。

リュウの竜巻旋風脚のスピードは奇襲にもってこいであり、ダメージもなかなか良い。

弱、強を使い分け、しゃがみ中Kにキャンセルをかけて、連続技を狙っていくのも良い。

でもガードされるとスキだらけ。バレバレな竜巻だけは避けること。

あとは、接近するための手段としても使える。ケンのしゃがみ中Kをかわす形で弱竜巻で接近できるとベスト。

 

リュウ、ケン戦の時に最低でも守っておきたいのは、

しゃがみ中K、しゃがみ強K は、確実にヒットorガードさせる間合いで出す こと。

ジャンプやバックダッシュ等でかわされた場合は仕方が無いとしても、空振りは極めて危険な技だ。

リュウだろうが、ケンだろうが、どちらにも言えること。間合いを確実に掴んでおこう。

逆にいえば、ケンが空振りをしたならば、しゃがみ強Kによる反撃が確定 する。

 

近距離戦

しゃがみ中Kよりも近い間合いに入ると、ケン側のラッシュモードが怖い。

もっとも、ケンにはダウンを奪う手段が昇竜かSA3 ぐらいしかない。

なるべくこちらが転ばせて、起き攻めモードに持っていきたい。

 

ケン特有の武器は。

しゃがみ中Korしゃがみ中Pヒット確認SA3

これは、食らったら、まあしょうがない、という連続技。

これを警戒するには遠立ち中Kを混ぜて、しゃがみ中Korしゃがみ中Pをつぶしていこう。

ケン側も結構シビアな操作を要求されるので、SA3が発動しても、あきらめずにちゃんとガードを入れておこう。

 

めくりジャンプ中Kからの連続技

一番警戒しなければならないもの。

めくりジャンプ中Kがヒットすると、その後のカンタンな連続技で3分の1強のダメージ を食らう。

ケン側の狙いとしては、リュウのしゃがみ中Kを読んで、ジャンプし、めくり二択をかけることにある。

つまり、リュウはバレバレなしゃがみ中Kを控える必要 がある。

しかし、まったく出さないわけにも行かない。

そこで、読まれてジャンプ中Kによる二択が掛けられた場合には、自分がガード方向だと思う方向に、

直前にガード を入れよう。自分の読みが外れても、ブロッキングに化ける。

 

→中Kをガードさせた後のワナ

ケンの→中K(一歩前進しながら蹴りをだすやつ)は、移動手段として使えると共に、スキの少なさから、ガードさせた後にN択をかけるのに都合が良い。

主な選択肢としては、BLを仕込む、投げ、弱昇竜拳などだ。

とくに警戒したいのはブロッキングの仕込み

うかつに打撃技で反撃を試みると、BLを取られて、手痛い反撃を食らいかねない。

そこで、出来る限り投げ またはしゃがみガードGD などで対抗しよう。

 

しゃがみ弱Kx2ヒット確認SA3

リュウでも同じ事はできる。

しかし、疾風迅雷脚のSA発動時の暗転中の移動により、いかなる距離からでもしゃがみ弱Kx2がヒットしさえすればSA3が確定でヒットする。

これとダッシュ投げを併用されると、かなり手ごわい。

ほかにも。遠立ち中Pや、しゃがみ中P、しゃがみ中Kにヒット確認をかけるケンもいるので注意。

 

そのほかの点では、目立った差は少ない。

牽制のしゃがみ弱Kやしゃがみ中P、ガードを揺さぶるリープや中段攻撃、フェイントやBLの仕込み、ダッシュ投げなどをいかに決めていくかが両者のカギになるだろう。

かなりプレーヤーの性格や考え方が反映される戦いになる。

 

リュウ側の武器としては、先に述べた、牽制用の遠立ち中Kや、ダウン又は奇襲狙いのEX波動拳 がある。

また、移動投げ(投げの項参照)を使いこなせればケンより若干投げ間合いが広くなる。

 

結局、ケンのほうが選択肢は多い。しかもリターンが大きい。

SA3を食らえばクイックスタンディングを取ることができない。

とはいえ、もともと二人はコンパチキャラ。差し合いでそれほど不利ではない。と思うことにしようぜ・・・。

 

 

対空

結局のところ、両者ともに似た技を持っているので、地上対空は似たような対空にならざるを得ない。

ケンの強昇竜は3発、EX昇竜は4発ヒットする優れものだが、空中多段BLの練習をつめば、2回に1回は完全にBLできるようになるはず。

もともとダメージはそれほどでもないので、慣れれば跳びこみやすい相手。

あと、立ち中Kはそこそこ対空性能が高く、近距離でジャンプしようとしたところをつぶすことが出来るので注意。

 

一方、空対空では、ケンは恐ろしい強さを発揮する。空中EX竜巻の性能は恐ろしい。

空中BLしても、なおケン有利で、ヒットすれば、痛い追い討ちが待っている。

遠目の距離ではなるべくジャンプを避けよう。少なくともバレやすい状況でのジャンプはダメ。

ヘタをすれば、逃げジャンプさえつぶされる。

とにかくバレやすい(ワンパターンな)ジャンプは控える。

 

リュウ側はケンのめくりジャンプ中Kに警戒する必要がある。

めくり二択の防御方法は近距離戦を参照のこと。

 

起き攻め

両者ともに起き攻めが強いキャラなので、先に隅に追い詰めて、転ばせることを念頭に置いて戦いたい。

しかし、ケンの方が有効な選択肢が多い。

とくに警戒したいのは

 

めくりジャンプ中Kによる2択攻撃からの連続技。

食らうと痛い。しかし、対処方法は直前にガード。方法は先に書いた通り。

 

中段、下段二択からの”ヒット確認”SA3

リュウには難しい(一応リープからSA2などがつながるが・・・)二択攻撃。

怖いのはしゃがみ弱K←中K(踵落し)だ。

ただの二択なので、読みはじゃんけん見たいなもの。上か、下か。

ガードを固めたいが、自信があれば、BLを狙っていってもいい。

さらに気をつけたいのが、ガードした後の投げ。  GDの用意をしておこう。

もっとも、ケンには移動投げがないから、歩くかダッシュするしかないので、警戒はしやすいはず。ホントか?

 

ターゲットコンボ

ケンの立ち近中Pに警戒したい。

中P強P弱昇竜の基本コンボは、こちらの体力の4分の1を軽く奪う。画面隅ならさらに弱昇竜がもう1発。

要は、立ち中Pにつぶされる↓BLは控えよう、ということ。

ガードならば大丈夫だが。

 

そのほかの選択肢はだいたいリュウと同じ。

 

 

その他のSAについて。

SA1

本来はケンの代名詞的な超必殺技ではあるが、ダメージ、対空性能の低さ、以外と連続技につながりにく     いなどの理由で、使用者は少ない。

この技で警戒しなければならないのは、ヒット確認だけ。ダメージ面もそれほど大きくはない。

 

SA2

最強の対空性能を誇るはずであったが、今なら空中BLできる人も結構多い。

とはいえ、真昇竜に次ぐダメージや、真昇竜を凌ぐ間合いの広さは今だ脅威 ではある。

空中BLに自身が無ければ、飛び込まないこと。まあ、このHPを読んでる人なら解ると思うが。

あとはしゃがみ弱Kx2ヒット確認にも警戒 しておこう。

 

これらのSAのときは、リュウ側もしゃがみ強Kやしゃがみ中K波動拳を撃てるので、SA3よりは遥かにラク。