さらなるステップ。
 5、実戦での、ブロッキングの導入を考えよう。
 まず、ブロッキングという選択肢は次のリスクを伴う。

@読みが外れたときに打撃技を食らう可能性。
A投げに対しては一方的に、無防備。
Bブロッキング不可技の存在。(ガードはできる)

@に対しては、入力したのにブロッキングが取れなかった(読みが外れた)なら、
すかさずガードを入れること。これでかなりカバーできるはずだ。

Aに対しては、「読み」がすべて。
これに対してはブロッキングやガード以外の有効な選択肢しかない。
とりあえず、投げ間合いの広いアレックスやヒューゴーには注意しよう。

例えば。
相手ヒューゴーの前ジャンプに対して、対空ブロッキングを入力。
これを読まれると、相手はジャンプ攻撃を出さずに着地、投げを決めにくるだろう。
これに対しては、逃げジャンプで間合いを離したりする選択肢の方が良い。

Bは覚えて警戒するしかない。これも「読み」
アレックスの←強Pや、いぶきの雷打など、


 これらのリスクを理解した上で、ブロッキングの使いどころを考えよう。

基本。
@ダメージの、リターン>リスク な状況を考える。
A成功の難易度(自分の「読み」と多段ブロッキングの「ウデ」)を考える。

たとえばA。
相手は「ゲージの溜まっていない」リュウ。
これに前ジャンプから、対地ブロッキングを狙う場合。

相手の対空で有望なのは昇竜拳だとしよう(そうだと、こちらが「読んだ」)
こちらがブロッキングに失敗しても、昇竜拳一発ぶんのダメージしか食らわない。

しかし、こちらが相手リュウの昇竜拳に対して、ブロッキングに成功すれば。
こちらの強P・昇竜拳を叩き込める。

この場合、

@相手側のダメージに対して、こちらの成功時のダメージの方が大きい。
Aリュウの昇竜拳は単発で、ブロッキングが取りやすい技だ。

という2点を考えれば、積極的に狙っていいだろう。

たとえばB。
相手は「神竜拳のゲージが溜まっている」ケン。
これに前ジャンプから、対地ブロッキングを狙う場合。

相手の対空で有望なのは、ほぼ間違い無く神竜拳だ。
ダメージはトップクラスの対空スーパーアーツ。
こちらのブロッキングが失敗すれば、大ダメージをくらう。
こちらがブロッキングに成功すれば、同じくらいのダメージを与えられる。

とりあえず、
@ダメージのリスクは五分五分。

しかし、神竜拳は、自分にとってブロッキングしにくい、多段対空技である。
A成功率は低い。
この場合、ブロッキングを狙うのは得策ではない。

もっとも、ブロッキングに自信があれば、
「A´オレのブロッキング成功率は高い。
 積極的に神竜拳にブロッキングを狙うべきだ。」
という判断も、可能ではある。